社員座談会

【 エンジニアの歩き方 後編 】

〜 現役ベテランエンジニアからのアドバイス 〜

ベテランエンジニアが語る「エンジニアの歩き方」後編です。
エンジニアを長く続ける秘訣やヒントを語ってもらいました。

ハルオさん

1956年生まれ。中堅SIerに新卒入社。60歳の定年まで勤め上げ、再雇用契約で大手生保の基幹システムプロジェクトを牽引。契約終了後にリ・バースヘ参加。

ヒロシさん

1958年生まれ。ハルオさんと同じ中堅SIerに新卒同期入社。40歳ころに子育て中心の生活にシフトするために雇用形態を契約に切り替える。リ・バースには2015年から参加。

※本記事は2018年に発行した弊社タブロイド誌『Re・Birth!vol.2 Summer2018 特別編』に掲載されたものです。情報は2018年当時のものとなります。

活躍を続けられる
人の違いとは

ハルオさん

正直に話すと、わたしは前職で会社からあまり評価されていなかったんです。ただ、お客さまからは評価をいただいていた。誰のために仕事をするかというと、確かに自分の会社のためにやることは大切だと思いますが、それ以上に、お客さまにいかに満足いただくか。そこを大切にやってきました。

ヒロシさん

僕もハルオさんと同じですね。でも僕はどちらかというと、組織の中では異質で。悪いことやダメなことが大嫌いで、サボってる人をみつけると、厳しく言ってしまうんです。その人のためを思ってね。自分も自信がないだけに、何か自信を持てるものを持たないと勝てないんじゃないかと思って。先輩にも組織にも文句を言う人だったんです。でもハルオさんはそうじゃない。ハルオさんは優しいから。

ハルオさん

わたしね、土木会社の仕事のときに、仕事とはこういうもので、こうすべきだって自分の中で確立していったんです。そのあとメンバーをもったときに、それを押しつけたら、総スカンをくらって。もう、ついていけないと……そういう時期がありましたね。なんでなんだろう?って思ったとき、やっぱりあんまりにも自分の考え方とか、やり方を押しつけ過ぎていたんですね。メンバーそれぞれ個性をもっているわけで、このとき、どういう接し方をしなきゃいけないのかを学んだんですよね。あれはわたしにとっていい経験でした。

ヒロシさん

ハルオさんは人の気持ちを考えたり、思いを汲むことを若いときからやられてきて、僕とは全然スタイルが違うと改めて思いました。僕はほんとにエンジニア志向が強かったんです。エンジニアとしてシステムはこうつくる!みたいなところが、たぶんハルオさんと違う観点で強かったと思う。

ハルオさん

スタイルは全然違うけどね。

ヒロシさん

このまえ、ハルオさんと長い夜を過ごしたときに、結果的には同じようなことをやっていて、行き着くところは同じなんだなって思って。ハルオさんが、お客さまのために、と話されていましたけど、僕も最終的にはお客さまや一緒にやっている人、身近な人にどう答えるのか、どう返そうかとかね。この年齢になるとやっぱり感謝したり、尊敬したりがベースになるし、それを実現することで、いまもやれているのかなってすごく思うんですよね。

ハルオさん

それがないとね。やっぱりお客さまに対して失礼だよね。お客さまは決して安くない投資をしている。それに対して、感謝の気持ちがないのは失礼に当たりますよ。

ヒロシさん

お客さまに利益が出て、喜んでもらう。それが僕にとってのいまの面白さですね。あるモノをつくったというより、つくった結果、誰が使って、その結果、利益が出てとか、社会が良くなってとか、結局そういうところが楽しいし、やりがいにつながるんだろうなと。

ハルオさん

わたしもそう。お客さまと一緒に動いていて、お客さまの指示で動くんじゃなくて、お客さまに提案して、じゃあこういうやり方で改善していこう、問題解決していこうって。自分の提案で一緒に動ける。やっぱり言われてやるのって面白くないですよね。

今後、何年、続けますか

ハルオさん

ひとつの区切りとして65歳かな。でも65歳と言わずできるだけね。役者さんでも、年配の方が一生懸命やってますよね。会社員だから65歳とか、そういうのはなくていいんじゃないですかね。

ヒロシさん

僕はまだ、そこの域に達してない。笑 わが家はまだ子どもが成長過程なので、やらなきゃいけないというのは当然あります。でも、必要とされるのであれば、たぶんいつまでもやってるんだろうな。我々のようなエンジニアが年齢を感じるときって何かと言うと、何かに固執していると使いづらかったりするんです。そうなると、たぶんいらないって言われるでしょう。だから、使ってもらっているということは喜んでもらっていることなんだって分かります。もうちょっとやってよって言われるんだったら、やります、という世界かな。

若手エンジニアへ
長く続けられる秘訣を
教えてください。

ヒロシさん

先輩でも後輩でもお客さまでも、家族でもいいですけど、まず尊敬する姿勢が必要なんだろうなって思います。否定することは簡単だけど、この人のここがいいとか、感謝する姿勢は大事です。それとエンジニアなので、言われたことをやるよりは、言われたとしても、それはなぜなんだろうって原因や要因、その根本にあるものを探求する姿勢はすごく必要だし、次はこうすればもっと良くなるだろうという仮説を立てて、それを検証することを真面目にやっていくことが大事です。どんなレベルでもいいんです。それをやっていると、長続きするんだろうなと。みんなからも必要とされるのかなと思いますね。

ハルオさん

探求するって、楽しいよね。

ヒロシさん

そう、まずは楽しまなきゃ、ダメです。

ハルオさん

やっぱり興味だと思いますよね。人に対してだったり、技術もそう。

ヒロシさん

探求する気持ち、ハルオさんはすごく大きい。

ハルオさん

うん、やっぱりやらされているのは面白くないです。

ヒロシさん

これやってという仕事を、そのままやっちゃう人って多いじゃないですか。

ハルオさん

そうそう。

ヒロシさん

それって、つまらなくなる原因だし、指示する側もそのままやられても困る。やっぱり、なぜ?とか、これをやることによってどういうメリットがあるのかを考えたときにできることって違うと思うんですよね。そういう志向を持っていないと続かないし、楽しくない。

ハルオさん

探究心がやっぱり秘訣ですね。

リ・バースの良さや強みは

ハルオさん

会社の評価は一般的には財務諸表で見ますよね。モノを売ったり買ったりする会社さんであれば。ただ、IT企業は人なんです。社員がどれだけその会社で満足できているか。お客さま評価や満足度も大切な基準ですが、いまは社員の満足度です。当然、社員の満足度が高い会社は人が集まってきます。古川社長を見ていると、いかにして社員の満足度を高めていくかを目指しているんじゃないかな。だから、これからIT企業を目指す人は、そこで働いている社員がどれだけ会社に対して満足しているかを見ることが大切だと思いますね。

ヒロシさん

ハルオさんの言うことはごもっともですが、社員の満足度は外から見ても分からない。笑 ただ、ひとつ言えるのは、わたしもリ・バースに入って想像以上に、社員の人たちが楽しくやっている、満足しているなっていうのはすごく感じます。だから、入ってみないとわかんないですよね。笑

ハルオさん

入ってみないと分からない。笑

ヒロシさん

そう。笑 でも、入れば明らかに違う。誰もが感じると思いますよ。

(終わります)

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